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背中で語れる男になりたい

もうすぐ、2014年ワールドカップ・ブラジル大会が開幕する。
サッカーに興味のない人は、「何を騒いでるんだろ?」という感じだろうが、
やはり、サッカーはおもしろい。
 
サッカーの魅力といえば、もちろんゴールだが、
本当におもしろいのは、そこに至る過程だ。
ボールがどこから誰に出て、その後どうつながっていくのか、
同時に、誰がどう動いて、どこにポジションをとって連動していくのか。
その一連の流れをコントロールするのが指令塔、背番号10番の選手だ。
 
10番はエースナンバーであり、特別な背番号だ。
古くは、ブラジルのペレ、アルゼンチンのマラドーナ、
フランスのジダン、そして、日本の大空翼くん。
いつの時代も、10番は最高の選手がつける背番号だ。
 
スター選手は7番をつける時代があったり、
あえて大きな数字をつけたり、最近では、本田の4番のように
ディフェンスの番号をつける選手もいるが、
少年のあこがれは、昔から10番だった。
 
言霊ならぬ、数字にも数霊(かずたま)があるという考えがある。
西洋には、エンジェルナンバーというものがあるが、
似たような意味合いがある。
 
ちなみに、10の数霊は、
すべてを統(す)べる「統合」、
1と0に分かれてまた新たに始まっていく「始まり」、
そして、完成というような意味があるという。
 
わかったような、わからないような感じだが、
10進法では、10までいったらまた0に戻って始まるわけだし、
胎児が母体の中にいるのは10月と10日というのを考えれば、
完成であり始まりでもある。
 
ところで、サッカー日本代表の10番といえば、
木村和司でもラモスでも、名波でも中村俊輔でも、香川でもない。
(もちろん、みんな魅力あるいい選手だったけれど)
沢穂希こそ10番にふさわしい。
 
日本代表歴代1位のキャップ数とゴール数、
ワールドカップ優勝と得点王、MVP
そして、アジア人初のFIFA最優秀選手。
ここで説明する必要もない、すごい選手。
おまけに、あの縄文人的なルックスもたまらない。
原始の叫びが聞こえてきそうだ
 
2008年の北京オリンピック、3位決定戦の日本×ドイツ戦。
彼女は試合前、チームメイトにこう言ったという。
「苦しいときは私の背中を見なさい」
 
かっこいいわぁ。
男でも女でも、古今東西こんなセリフなかなか言えない。
苦しいとき、どんな叱咤激励や慰めよりも効くかもしれない。
 
昔から、背中で語るとか、子供は親の背中を見て育つなどというが、
これは本当だなと、自分が親になってから怖くなった。
長男Yなどは特に、僕の影響を受けた考え方や、発言をすることがある。
そんなとき、ドキリとして、これは、間違ったことはできないなと思う。
親になるというのは、やはり責任があることだとあらためて思うのだ。
 
間違いなく、子供は親の背中を見ている。
仕事では、本人が思っている以上に部下や後輩は上司の背中を見ている。
 
自分は誇れるような背中をしているだろうか?
まったく自信はない。
それでも結局、彼らの目から逃れられないならば、
怖れることも虚勢を張ることも隠すこともあきらめて、
現在進行形の、今の背中を見せるしかない。
 
本当にそれができれば、たとえ大した背中でなくても、
彼らは何かを認めてくれるだろうか?
 
誰にも、それぞれの役割があるのだから、
誰もが澤さんのようになる必要もないのだから、
比べる必要もないのだけれど、
これからはもう少し、自分の背中を意識して生きてみようと思う。
 

 
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at 00:39, maricro15, -

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お金とは何だ?

お金とは何だろうか?
 
タレントの所ジョージさんが、TVでこんなことを言っていた。
 
こういうの(自分の趣味人的生活)見てると、
お金に余裕があるからできるんじゃないかとか(言う人がいる)、
だけど…お金より自分の方が価値あるから。
TVを)見てる人も、(本当は)自分の方がお金より価値あるんで、
その人次第なんですよ。
だから、たとえばいい時計を買いたい人は、
みんなに自慢したいから100万円の時計買いたい。自慢したいんだ。
そういう人は100万円かかるわ。
だけど、お金がなくたって遊びたいとか、おもしろがれる人は、
時計のカタログもらってきて、カタログ(から時計の写真を)切るわ。
で、腕にセロテープでつけるわ。
で、会社に行って、気がつかれたいような、
気がつかれたくないようなっていう遊びをするわ。
そこには、お金がかかんないっていうことでしょ。
だから、その…自分に価値を持ってない人はお金がかかるわ。
お金の方が自分より価値あるんだって思う人は、お金に頼るだろうし、

自分の方が価値あるんだって思う人は、お金関係ないわ
 
人それぞれ、さまざまな見方、価値観、側面があるだろうが、
お金の、ひとつの見方として核心をついていると思う。
 
以前、パリに遊びに行ったとき、長男Yの名付け親で、
有名な三ツ星レストランの総料理長だったD氏が僕ら夫婦に言った。
「キミたちは人生の楽しみ方を知っているね」
 
当時、その真意を確かめなかったが、
お金をかけたからといって、人生が楽しいとはかぎらないことは知っていた。
10年前もそうだったし、今もそうだ。
だから10年後、この世界が変わってしまっていても、
僕らは変わらないだろうとは思う。
 
結局、お金は出し入れするだけで、
その通り道をきれいに、つまりがないようにしておけば、
いつでも、スムーズに流れていく。
 
それで、とりあえず毎日を楽しく過ごせれば、
人生はしあわせだったということでいいんじゃないかと思える。
 
平安時代末期の歌人・随筆家の鴨長明さんに、
お金について訊いてみたら何と答えるだろうか。
 
行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたる例(ためし)なし。
世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし」
                 (『方丈記』 鴨長明)
 

 
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