2021.10.31 Sunday
スポンサーサイト
at , スポンサードリンク, -
-, -, - -
2014.02.08 Saturday
誰の人生にもシナリオが存在する!?
TV『探偵!ナイトスクープ』でおなじみの、
浪速のモーツァルト、キダ・タローさん。
これまで、番組のテーマ曲やCMソングなど、
2000曲以上も作曲しているという凄腕の作曲家だ。
ちなみに、CMソング作曲数NO.1は、小林亜星さん、
NO.2はキダ・タローさんで、NO.3は、近田春夫さんらしい。
耳に残り、誰もが口ずさめる曲を数千曲も作り続けるとは、
ものすごい継続力!
本当は、クラシックの作曲家になりたかったのかもしれない。
本当は、ロックンロール・スターになりたかったのかもしれない。
でも、いいじゃない。
この人たちは、作曲家だ。
ところで最近、現代のベートーヴェンといわれていた作曲家の、
ゴーストライター問題が世間で話題だ。
35歳で両耳の聴力を失ったとする全聾の作曲家は、
じつは、まったく作曲していなくて、
別人のゴースト作曲家が曲を作っていた、ということらしい。
しかし、ゴーストを使うことは、じつはよくあることで、
出版界でも広く行われている。
タレントや何かの著名人、忙しい有名経営者などが、
「商品」としての書籍を、誰もが物理的にも、
クオリティ的にも書けるわけもなく、
裏ではゴーストライターが、ヒィヒィ言いながら、
原稿を書いていたりする。
漫画だって、プロダクションシステム採用で、
漫画家本人はストーリーやネームしか書かないとか、
人物の黒眼だけを描くという人もいるという。
有名写真家の中には、露出やピントなど撮影の設定は、
すべてアシスタントが整えて、本人はシャッター押すだけとか、
プリントは自分で焼かないとか、そんなことはよくある。
自分も著名人のゴーストもやり、
作家といわれる人の作品用の資料収集、作成もやってきた。
物理的にも、能力的にも、一人でこなすのも、なかなか大変だから、
チームで仕事をしていくのは、どの職種、業界でも同じだろう。
この作曲家とやらも、
初めから共同作業で活動してもよかったろうし、
チームを組んで、自分がリーダー、プロデューサーとして
活動してもよかったのかもしれない。
藤子不二雄という偉大な漫画家もいたことだし。
これだけ世間を騙せたのだから、
ある意味、なかなかのストーリーテラー、詐欺師だったともいえる。
しかし、結末はどこかで見たような、
今まで人間が何度も繰り返してきた、「自滅」の典型的なパターン。
一線を越えて、やりすぎれば破滅する。
やはり、自分だけよければ、というのはいつまでも成立しない。
映画やTVドラマには、
脚本家や放送作家、構成作家が書いたシナリオがある。
バラエティ番組にも報道番組にも、当然シナリオはあるので、
事は基本、シナリオ通りに進んでいく。
「あの俳優は物知りだ」「あのタレントは毒舌」という演出も、
クイズ番組の優勝者、音楽賞の受賞者も、すべてシナリオ通りだ。
スポーツにも八百長はつきものだ。
政治も経済も、誰かが裏でシナリオを書いている。
もちろん、すべてがシナリオ通りに進むわけでもないし、
アドリブを挟む余地もある。
しかし基本、すべてにシナリオが存在する。
こんな話をすると、「夢を壊さないで」という人がいる。
あとから「真実」とやらを知って、「だまされた」という人もいる。
夢? だまされた?
それは、あなたの思い込み、幻想でしょう?
僕ら人間は、3次元地球というマトリックスに存在しているとするなら、
すべては幻想なのかもしれない。
古今東西の賢人たちも、そう言っている。
人の人生は、筋書きのないドラマ?
自分の人生は、自分で決めている?
いやいや、すべてにシナリオがあるはずだ。
僕らは、人生という舞台を演じる役者だ。
仕事の第一は、役を演じきる、役割を全うすることだ。
ドラマの結末は、すでに決まっている。
でも、劇中でアドリブをかます自由は、
役者に与えられている。
人生に選択の余地はある。
そのアドリブが、その演目を最高の出来に変えることもある。
それが人間であり、人生だ。
でも、結末はすでに決まっている。
では、誰がシナリオを書いているのか?
作者は必ず存在する。
世界一有名で、世界一読まれている本にも書いてある。
陰と陽。
ふたつでひとつ。
この時代、裏に隠れていた存在が、表に出てくるという現象は、
何かの象徴なのだろうか。
次元が重なり合って、同時に存在し始め、
今まで見えなかったものが見えてくる、
そんな時代が、もうすぐやってくるかもしれない。
at 13:31, maricro15, -
-, -, - -