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*マリクロ|電子書籍総合出版社 作家ブログ*
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ある朝、TVからスピードスケートの話題が流れてきた。
すると、長男Yが言った。
「100分の1秒ってどのくらい?」
ママが応えた。
「1秒を100個に分けたのが3個分だよ」
約3秒の沈黙の後、Yが言った。
「それって、ほとんど“今”でしょ?」
この瞬間、我が家に“今”の新しい概念が生まれた。
最近、次男Kがしきりにクリスマスの話をしてくる。
聞いてみると、どうやら欲しいものがあって、それをアピールしたいようだが、
驚いたことに彼はこう言った。
「僕はね、今年のクリスマスのプレゼント決めたんだよ。もう、願いは叶ったんだよ」
時空を越えて、すでに彼は望む未来を“今”手に入れたらしい!
未来はすでに今“ある”らしい。
この瞬間、我が家にまた“今”の新しい概念が生まれた。
しかしこの、わかったような、わからないような“今”とは何だろう?
1960年代前半、アメリカの女性作家、ジェーン・ロバーツは、
ある日、自動書記(自分の意思とは関係なく手が動き、
自分の知らない文章を書き始める現象)
を経験したことをきっかけに、夫と超常現象研究を始めた。
“実験”をかさねるうちに彼女は自らトランス状態に入ることができるようになり、
するとあるとき、<セス>と名乗る存在がコンタクトしてくるようになったという。
宇宙存在なのか? 別次元の存在なのか?
いわゆるチャネリングで行われたそのやり取りは、
10冊ほどの書籍として出版され、総部数は700万部以上。
現在も読み継がれる自己啓発書、スピリチュアルバイブルとなっている。
そこでセスは、
魂は永遠であるということ
人間がもつ潜在能力の可能性
自分の思い、観念が人生という現実を創っていること
時間は、過去・現在・未来すべてが同時に存在し、進行していること
今がパワーのポイントであること
などを語っている。
そのセスがいうには、可能性=未来は確定されているわけではなく、
すでに無数に存在するヴァージョンの“未来”の中から、
今の自分が選んでいるのだという。
そして同時に、未来の自分から今の自分へ細胞レベルで影響が与えられ、
今の自分が目指す“未来の自分”に近づいていくように方向づけがされているという。
未来の自分は今の自分に影響を及ぼし、
“今”の自分もまた、過去の自分に何かを働きかけながら、
それぞれが、それぞれの今を生きているということなのだろうか?
セスはいう。
“今”を生きる僕らすべても、
異なる時間軸に存在する“自分”も、
すべての基点は、それぞれの“今”で、
互いに影響し合いながらも、
“今”“ここから”誰もが自分の望む方向を選び、決定して、
進んでいくことができると。
漠然と感じている“今”とは、別次元の視点から見ていけば、
限りなくつづいている時空の連続体のようなものかもしれない。
そうだとしたら、時間は流れてなどいなくて、
無限につづく“今”があるだけだ。
わかったような、わからないような“今”が、
この瞬間も、つづいていく……
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